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2024-02-28

DENBAの技術が不妊治療に新たなソリューションを提供開始

この度、上条女性クリニック(群馬県高崎市、院長;上条隆典)とDENBA JAPAN株式会社(以下弊社)は、不妊治療の分野において受精卵(胚)の培養における培養環境の改良及び、改善についての共同研究を重ね、体外受精胚移植および凍結胚移植での妊娠率および分娩率(生児獲得率)の向上を実証いたしました。

 

上条女性クリニックでは、DENBA技術を用い、DENBA環境下での胚培養および凍結融解等の胚操作により、受精卵の胚細胞のダメージを最小限にとどめ、かつ本来それぞれの卵子の持つ能力を最大限に引き出した結果が証明されました。日本全体における体外受精胚移植の妊娠率21%および分娩率15%に対し、上条式DENBA空間培養法を用いた上条女性クリニックでは、2022年3月以降のDENBA環境導入後、胚移植当たり妊娠率54%および分娩率29%に大幅に向上するという結果が得られました。凍結融解胚移植でも導入前と比べ妊娠率が29.1%から38.5%に、分娩率で14.3%から22.0%に上昇するという結果が得られました。

 

我々は、全世界的かつ現代的課題でもある不妊治療の改善に向けて貢献すべく、上条式DENBA空間培養法を用いた更なる研究と検討をすすめ、今後全世界にむけて発展普及させいく所存です。

 

    不妊治療に取り組む上条女性クリニックは、日本生殖医学会(2023年11月9~10日開催)にて、DENBA技術を用いての培養環境の改良/改善の結果として、凍結融解胚での妊娠および分娩率が飛躍的に向上した結果を発表。



上条DENBA培養法.jpg